整形外科
- 【対象疾患】
-
- 外傷(骨折、捻挫、キズ)
- 変形性脊椎症(頸椎、胸椎、腰椎)
- 椎間板ヘルニア
- 関節症(肩、手、指、股、膝、足)
- 関節リウマチ
- 腱鞘炎
- 肩こり、腰痛、五十肩
- 交通事故(頸椎捻挫、腰椎捻挫など)
- 労働災害

対象疾患は、リハビリテーション、ペインクリニック内科の組み合わせにより、少しでも質の高い生活が継続できるよう、患者様それぞれと相談しながら、治療を進めていきます。
特に、関節痛、頸部痛、腰痛、椎間板ヘルニアは「リハビリテーション」、「お薬」「ブロック注射(関節にはヒアルロン酸の注射)」の継続により、手術を回避できる場合があります。
ペインクリニック内科
(「痛み」の外来、骨粗鬆症、生活習慣病)
- 【対象疾患】
-
- 肩こり
- 腰痛
- ヘルニア
- 坐骨神経痛
- 五十肩
- 関節痛
「痛み」「しびれ」「凝り(筋肉痛)」などが対象となります。
※「お薬」による治療+必要な場合はブロック注射
「痛み止め」「お薬」について

「痛み止め」といっても、実際には非常に多くのお薬があります。
多くの「痛み止め」が、胃に負担をかけたり、腎臓(血液から尿をつくる臓器)に負担をかけることは有名で、
中には「胃に負担をかけない痛み止め」「腎臓に負担をかけない痛み止め」もあります。
当院では、患者様それぞれの合併症(どんな病気をお持ちか、お体のどこが弱いか)を十分に考慮し、それぞれの患者様にとって副作用、負担の少ないお薬を選択することを常に心がけます。
また、「痛みの原因」も十分に考慮し、より効果が期待できるお薬を選択するように心がけます。
時に「痛み」には生活様式、ストレス、睡眠障害などが関係していることもありますので、気になる方は、次のようなものが有効な場合がありますのでお気軽にご相談ください。
- 筋肉の緊張をほぐし、寝つきをよくするお薬
- 睡眠の質を高めるお薬
(年齢や、お昼間のお仕事の内容などを十分に考慮し、一緒にお薬を選びます。) - 漢方薬:患者様の症状と体質(汗かきや冷え症、便秘や下痢、等)より一緒に選びます。
(漢方薬は「こむら返り」や「筋肉の異常な緊張」に有効な場合がありますのでご相談ください)
患者様と相談しながら「お薬」を選択していきます。
「しびれ」「手足の冷えやだるさ」「坐骨神経痛」について

- 過剰に興奮した神経を鎮め、神経痛を和らげるお薬
- 神経に栄養を与える、神経回復を促すお薬
- 手先、足先などの細い血管を少し広げて、血行を良くするお薬や点滴
- 血液を「サラサラ」にするお薬
これらのお薬は、高血圧、貧血、高コレステロール血症、高脂血症があるかどうか、脳梗塞、心筋梗塞をしたことがあるかどうかなどの患者様の状態を十分に考慮したうえで、一緒にお薬を選びましょう。
ブロック注射について
- 肩こり、腰痛、ぎっくり腰、頸椎、腰椎椎間板ヘルニアに有効です。
- 腱鞘炎には腱鞘内ブロックが有効です。
- 膝の痛み、五十肩には、ヒアルロン酸や痛み止めの関節内ブロック注射が有効です。
「膝の軟骨がすり減っている(変形性膝関節症)」や「膝の半月板損傷」はヒアルロン酸の関節 内注射とリハビリで「痛み」の少ない生活、手術の回避を目標にしましょう。
「五十肩」は早期に治療が大切です。ヒアルロン酸の関節内注射とリハビリで、「痛み」の少ない生活と、いつまでも180°まで挙がる肩を維持しましょう。 - 坐骨神経痛、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症(しばらく歩くと、足がだるくなって歩けなくなる)などの症状には腰部硬膜外ブロック等が有効です。
数回の硬膜外ブロックで手術を回避できることがあります。
ブロック注射の種類と方法は、「現在飲んでおられるお薬」「糖尿病の有無とコントロール状態」を参考に考慮させていただいておりますので、お申し出ください、一緒に相談しながら決めていきましょう。
骨粗鬆症・生活習慣病

骨粗鬆症
早期発見、早期治療が大切です。
なぜなら、一度低下した骨量(骨の強さ)を増加させるのは現在の医学では、なかなか困難であるからです。
(近年、骨量を増加させる注射薬がでてきましたが、非常に高価であるうえ、一生のうちに24か月しか使用できないという制限があります。)
骨粗鬆症が気になるかたは、お気軽にご相談ください。
骨粗鬆症の治療
- 一般には「カルシウムが骨から抜けていくのを防ぐお薬」や「カルシウムの吸収を促進するお薬」による治療法
- 骨粗鬆症の程度、タイプによって、お薬を使用
(骨代謝マーカーの測定が有効な場合があります) - 胆石、腎結石、尿路結石の有無、腎臓が悪くないかなどによった治療法
- 食事療法、運動療法など
骨粗鬆症は年齢によるものだけではありません、動脈硬化も骨粗鬆症の大きな原因です。
つまり、高血圧、糖尿病、高コレステロール血症、高脂血症、高尿酸血症をうまく治療、コントロールすることも大変、重要になります。一緒に考えていきましょう。
当院においては、これら生活習慣病についても、それぞれの患者様の合併症(体のどこが弱いか)や環境、価値観を十分検討し、少しでも有効かつ副作用の少ない方法を提案するよう心がけます。お気軽にご相談ください。
当院では、「骨密度」の測定が可能です。骨粗鬆症が気になる方は、お気軽にご相談下さい。